ミッションとともにビジョンを実現させる、事業化コンサルタントの和田です。
高価格化のためにやるべきこと3ステップ覚えていますか。
1、理念浸透
2、労働環境の整備
3、価格アップの実行
ステップ3の、具体的案を考える方向として、「自分が身体をうごかしてお金をいただくサービスの場合」の注意点をお伝えしましょう。
自分が身体をうごかしてお金をいただくサービス業の場合、目先の売上アップを目指さないでください。
身体をうごかしてお金をいただくサービス業、たとえば、美容師、コンサル業、講師業、デザイナーなどは、自分の身体は24時間しかなく、一人のキャパシティー増やすことができず、人手を増やすことでしか売上アップができない職業です。
なので、絶対にしてはいけないのは、売上アップをねらった値下げです。
値下げで一時的に顧客数が増え、売上が増えたとしても、24時間の壁につきあたるだけで、自分が疲弊し、長期の利益アップにはつながりません。
自分サービスの事業化をめざし、事業家になろうとする場合の手順は、売上アップではなくまず、時間単価のアップを図ってください。
いまの時給はいくら?
開業当初は、おそらく、業界の相場や地域相場をもとになんとなくで価格決定したのではないでしょうか。
そのときの、お一人当たりの時間単価はいくらですか?
60分が標準作業時間のカット料金が4,000円の美容室だったとしましょう。
スタイリストとアシスタントのお2人で、カットとシャンプーをそれぞれ担当されているとしたら、乱暴な計算ですが、おひとりづつの時間単価を均すと2,000円になります。
理想の時給はいくら?
価格アップを考えるなら、理想の、「稼ぎたい目標年収を」をまず挙げてみてください。
たとえば、いま夫婦二人で営業の個人経営の美容室を想定してみましょう。
月間、お2人で力をあわせ、200万円の売上をめざされているとします。
乱暴に計算すると、お一人100万円の売上ですね。
1カ月の営業日数は25日(隔週 週休2日)とし、労働時間は1日8時間(10時開店~18時閉店)とします。
するとお一人の時給単価が5,000円とでます。
60分が標準作業時間のカット料金が4,000円のメニューだったとしたら、時給5,000円をしたまわっていますね。
事業化を目指すなら、アシスタントさんを新たに雇い入れ育ってもらってさらに売り上げを上げる必要があり、そのために、まずアシスタントさんを養う利益も得なくてはなりません。
どれぐらい価格アップをすればいいかの目安は、いまの時給と理想の時給の比較で、検討がつきやすくなりましたね。

あとは、いまの価格と、これから付ける価格との差を、顧客にどう説明するかを決めるだけです。
ここは、「自分で考えて下さい」とほんとはいいたいところです。
楽して、価格アップはできないからです。
でも、よく質問いただくところなので、価格アップの理由の例の一部を、明日お伝えしましょう。
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和田美香
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